一人暮らし歴と家事レベルは比例しない人間もいる【料理編】

一人暮らしを始めて早13年。それだけ経てば少しは生活というものに経験値がたまってより良くなると思っていたのですが、正直全然ちゃんとしてない。よく生きてるなぁと思うこともしばしば。丁寧な暮らしとはほど遠い日々を過ごしています。

家事レベルに於いて、個人的に上がってないものの筆頭が料理なので、今回は料理について考えてみました。

だって料理は自分が食えればいい。

一人暮らしを始めた当初は結構張り切って自炊してました。もともと家を出る前は中学生の頃から片親だったので、料理をする機会もそれなりにあったのです。

好き嫌いの特にない、何でも大抵おいしい貧乏舌という恵まれた特性を持った私なので、そんなに不味いと思うものも作らずに済んでました。

料理に関してはそこまで困らないだろうな~なんて暢気に始めた一人暮らし。しかしいくつかの問題が立ちふさがったのでした。

1.一人分の分量で作れない問題

今まで家族4人分の料理を作っていた私。特に分量など計らず作っていたため、一人なんだから少なめにしようと思いつつ、毎回鍋いっぱいの味噌汁を作っていました。

今でこそつくりおきという概念が私にも芽生えたので、まとめて作ってもなんとかうまく消費することができるようになりました。でもそれと同時に「ちゃんとした自炊、めんどくせえな」という思考になったのは否めない。

2.単身世帯向けキッチンの高難易度問題

最初に契約したマンションに8年ほど住んでいたのですが、所謂学生向けのマンションなのでキッチンの設備は最低限でした。1口コンロに狭いシンク。

特にコンロが1個っていうのが本当に難易度高く、無駄に手間がかかる。汁物つくってメインつくって、汁物温め直す。もともと良くない効率が更に悪くなる。

しかもガスコンロでなくてあのうずまきの電熱線のヒーターみたいなコンロだったため、早急に卓上のIHを購入して生活してました。だって小鍋にお湯沸かすのに20分くらいかかってたんですもん……。おもちゃかよ、と度肝を抜かれました。

仕事でバタバタしている身としては、あの高難易度キッチンで戦う気になれず、自然とテキトー料理でお腹を満たすように。

次に引っ越したアパートはコンロを自前で用意しないといけない物件だったため、住んでいた2年間も同じくIH1台で乗りきってしまいました。

今は若いファミリー向けのマンションに住み、贅沢にもビルトインの3口コンロと広いシンクのキッチンなのですが、この10年で身に付いたテキトーの習性はあまり改善されていません。

3.食材が冷蔵庫に入りきらない問題

これが一番でかい問題です。

一人暮らしを始めるにあたり購入した冷蔵庫が今もなお現役なのですが、ザ・一人暮らしの冷蔵庫でして、容量が150Lもないやつなんです。でも13年も一緒にいてくれて現役なことに感謝しかない。

自炊すると増えるもの。食材は当然なんですが思わぬ伏兵が「調味料」です。

開封後は冷蔵庫にて保管してくださいという調味料が冷蔵庫を圧迫。つくりおきのタッパーどころか買ってきた食材すら「お前の席ねーから!」と言われる庫内。

冷凍庫に至っては私の「冷凍庫に入れれば寿命(消費期限)が延びる理論」のせいでミッチミチ。今アイスの一個も入らない。夏に活躍する保冷剤も使わない時期は冷凍庫から追い出され常温にされる有り様。

あとよくお餅とお魚の干物を恵んでもらうことがあって、そのまま流れで冷凍庫に入れてしまう。寿命が延びる理論、どこまで有効なのかわからない。

冷凍庫がミチミチなので、業務スーパーとかで冷凍物が買えない。かなしい。

こうしてつらつらと書いてみると、いかに自分が愚かなのかがわかりますね。私はよくYouTubeで一人暮らしで生活を配信してくださってる方の動画を見て学ぼうと試みるのですが、ただひたすらに感心するばかりです。

次もし、百億万が一に第二次コロナ給付金が入ったら速攻で冷蔵庫を買います。前回のは税金と生活費で消えました。よく考えたら税金から出た給付金で税金払ってるって……泣けてくるな。

4.電子レンジ、君がいないと何もできない

そんなわけで今は立派なキッチン設備があるにも関わらず、ポンコツ女は電子レンジくんがいないと生きていけません。

電子レンジで上手に料理ができるレシピを公開してくださるサイトさんのお世話になってます。ありがたや~!

「つくりおき食堂」様

https://mariegohan.com/

料理研究家リュウジのバズレシピ.com

https://bazurecipe.com/

あとはTwitterで流れてきた「発明かよ!」と衝撃を受けるレシピとか参考にしてます。便利な世の中になったものだ…感謝……圧倒的感謝……!!!

料理へのストレスがない気楽さ

ほんとこれに尽きるって感じです。料理が楽しい!って時もあるんですけど、毎日そのモチベーションは続かない。たまに頑張るから楽しいんですよ…趣味のレベル。生活ではない。

誰かに食べさせるわけでもないからプレッシャーも申し訳なさもない。

この自由と気楽さを捨てられないから、おひとりさま万歳!って思ってるんだと思います。

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OKAKA
保護猫のアヴィさん・ざくろ・すももと暮らす、30代独身女です。おひとり+3ニャンのゆるゆるどったんばったんした暮らしぶりや、猫について勉強したこと、おひとりさまの迷走する生き方などを発信できたらと思っています。