お久しぶりです、OKAKAです。
最近また子猫の預かりボランティアなどをやっておりまして、アヴィさんの幼少期が懐かしくなってきました。
しおさんという、最初にお迎えした子が脳障害によりわずか4ヶ月の月齢で逝ってしまったその半年後。
大型台風が迫る中、住んでるマンションの隣のスーパーの駐車場で近所に響き渡るクソデカボイスで叫んでいた子猫。
それが我が愛しの娘、アヴィさんでした。
目次
2019年9月、大型台風が接近中に突然聞こえた子猫の叫び声
当時の私も所属していた保護猫施設の預かりボランティアをしていて、譲渡間近の子猫を預かっていました。
しおさんとお別れして半年間ペットロスになり、毎日毎日ぐしゅぐしゅ嗚咽しながら泣いて、ようやっと立ち直ろうと始めたのが保護猫ボランティアでした。
猫と暮らすために借りているペット可のマンション。まだ自分の家族として猫を迎える気はないけれど、活かさないと勿体ないなと思ってケージを2つ購入し、預かりさんをしていました。
そんな9月も下旬に差し掛かろうとしたある日の夜。突然隣のスーパーの駐車場から、子猫の必死な声が聞こえてきました。
子猫も赤子も、どこからあんな大声が出るんでしょうね?とにかくめちゃくちゃでかい声でした。
いてもたってもいられず、懐中電灯とタオルを抱えて様子を見に行ったところ、マンションとは反対隣のお宅のアケビの木の下に、小さな三毛の子猫がいました。
柵越しにおいで~と声をかけるものの、警戒心が強く隠れてしまいます。スーパーも混みあう時間で、仕方なく閉店後にまた様子を見に行くことにしました。
それまでに親が迎えに来てくれれば御の字だし、お隣さんのおうちの子なら保護するだろう、という期待もありましたが、残念ながらどちらも起こりませんでした。
スーパーの方も巻き込んでの大捕物
閉店後、今度はキャリーと洗濯ネット、パウチごはんとちゅーるとお皿を抱えて様子を見に行きました。が、さっきいた場所では無いところで声がします。
どうしようかな、と思っていたところ、当時同じマンションに住んでいたKさんも様子を見に来てくれました。
ふたりで声の出所を探すと、なんとまだ閉店作業されている従業員さんの車のボンネットから声がします。
「猫ってほんとにボンネットに入るんだ!?」
という衝撃を受けつつ、お仕事終わりの従業員さんや店長さんを巻き込んでの大捕物をしましたが、一瞬の隙をついてボンネットから飛び出し、またお隣の方へと逃げていってしまいました。
初日の捕獲は失敗
さすがにもう夜も遅く、今日保護するのは難しいという話しになり。どうしようかと悩んでいたところ、Kさんが
「よければ明日、市から捕獲機借りてきますよ」と言ってくださいました。
Kさんは農業をされていて、飼っているおうちの猫ちゃん2匹はビニールハウスに入り込んだ子を捕獲機で保護したのだそうです。
飼っている子が気難しく、保護してもすぐには家に置いてやれないことを悩んでらしたので、それなら私が預かります、ということで話がまとまりました。
ちょうどよく(?)スーパーの店長さんも巻き込めたので、ご飯を置くことと、捕獲機設置の許可をいただきその日は解散しました。
捕獲機を設置
翌朝、出勤前にごはんがなくなっているか確認したところ、お皿は空っぽになっていました。
あの子が食べたのならいいな、と思いつつ新しくごはんを用意し、仕事に出掛けました。
日中、Kさんから捕獲機を設置した旨の連絡をもらい、あとは入ってくれることを祈るのみです。
マンションの隣のスーパーは、第一駐車場と第二駐車場の間に排水路のようなものが通っており、Kさんはそこに捕獲機を設置してくれていました。
定時ダッシュで帰宅し様子を見に行くと、ちょうどKさんも確認に来てくれていて、「入ってます!」と教えてくれました。
スーパーの店長さんにお礼を言い、Kさんに捕獲機を運んでいただいて我が家のケージに子猫をいれることに成功しました。
そのときの子猫。のちのアヴィさんがこちら。
見事にぼろぼろの子猫でした。
幸い猫風邪など引いておらず、すぐさま命に関わるような状態ではないことにホッとしたのを覚えています。
その後もいくつかのトラブルを乗り越え、現在に至る
その後、カビの治療とともにお腹に4種類の寄生虫を飼っていることが発覚したり
おもちゃの紐を食いちぎり飲み込んで病院に担ぎ込んだり
わりと早めの発情期が来ちゃったけど体重足りなくて手術ができずハラハラしたり
保護から数ヵ月(生後6ヶ月くらいまで)はバタバタしていました。
Kさんも気にかけてくださり、よかったらうちで迎えますよと言ってくださり、その予定でアヴィという名前をつけてくださいました。
が、上記のトラブルで数ヵ月もの隔離生活を余儀なくされたアヴィさんは、すっかり我が家を自分の家だと認識してしまい…
私も私ですっかり情がうつってしまったため、Kさんには名付け親になっていただき、正式にうちの子にしたのでした。
今となっては、数々のトラブルも、きっと私にアヴィさんを迎える覚悟を決めろという、何かしらの声というか、運命的なものだったのかもしれないなと思います。
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